上品な甘さと爽やかな香りが魅力の温室物!
温室文旦(ハウスぶんたん)といえば、露地栽培の土佐文旦のような爽やかな香りと、水晶文旦のような芳醇な甘さとを併せ持ったハイブリット型の土佐文旦です。しかし不運にも次に出荷される露地物と秋に出荷された水晶文旦の間に挟まれたニッチな時期に販売されるため、ファンの手に届きにくいフルーツでもあります。
露地文旦のように「追熟」が必要なの?
人によっては少し置いたほうが美味しいとおっしゃる方もいますが、基本的には水晶文旦同様、すぐに召し上がっていただいて大丈夫です。なお、ハウス文旦は価格にバリエーションがありますが安価になるほど玉が小さい傾向がある程度で、基本的にはどれを選んでいただいても甘くて美味しいので安心して選んでください。(箱が写真と異なる場合があります。産地は主に山北、安芸、土佐市など)
ぶんたんの保存方法
文旦類は常温で2~4週間くらい日保ちします。冷蔵庫に入れると更に日保ちが長いですが、文旦に直接冷気が当たるとシワが出ますので注意してください。なお、外皮がシワになっても風味や味にはほとんど影響しませんので、安心して追熟させながらゆっくりお召し上がりください。
文旦の皮を使ってマーマレード
白綿の部分は苦味がありますので多めに取り除いてください(苦味の加減はお好み)。細かく刻み、灰汁抜きをする為に数パーセントの食塩水に1~2時間つけ置き、その後更に真水で一晩さらします。
翌日、完全に灰汁抜きをする為もう一度煮込んでください。更にお湯を換えて皮が柔らかくなるまで煮込みます。皮の重さの0.5~1.5倍程度の砂糖を加えて弱火で焦げ付かないよう根気強く混ぜ続け、水気がなくなったら完成です。