早掘り=夏。高知では夏と秋、二度の芋掘り
夏の新芋は秋の芋とは明確な違いがあります。夏の早掘り新きんとき芋は2月に二毛作で植え始め、「トンネル栽培」というビニールハウスでぬくぬく育ちます。水分が多いのでベチャ芋といって敬遠する方もいらっしゃいますが、裏を返せば皮が柔らかくて栄養素も高いという特徴があり、「土佐紅(とさべに)」と呼んで珍重するファンも多いです。
この特別に作られた土佐紅(とさべに)は、鮮やかな赤色と芋特有のほんのり甘い香りが特徴で、春から初夏に掛けては気温の変動が激しいシーズンに、毎日毎日コツコツとお百姓さんが畑の芋つるを眺めて育てたこだわりの逸品です。
土佐紅(とさべに)は水分が多いので食べ方にコツ
夏の早掘りは秋の芋と比べて栄養成分が高いので皮を捨てるなんて勿体ない、皮のまま召し上がっていただけるレシピを工夫してください。高知の定番、お勧めの調理法は鍋で甘く煮ていただくと新芋の良さを全て発揮でき、香り良く栄養成分もしっかり摂取できます。よく勘違いがありますが、夏の芋と秋の芋は少し趣が異なりますので別の品種と考えてそれぞれの調理法で上手に召し上がっていただきたいものです。(箱が写真と異なる場合があります。産地は主に室戸吉良川方面、芸西安芸方面、香南市などになります)