秋の定番、土佐の定番「水晶文旦」
南国の太陽と黒潮の恵みをたっぷり浴びた自然の芸術品。水晶は文旦シリーズの中では最も早く、残暑厳しい9月頃から最盛期を迎えます。一説によると温室で急いで収穫しようとしたところ、突然変異で水晶文旦が出来たともいわれています。高級品ですが贈答用、家庭用問わず広くお勧めできる人気のフルーツです。
水晶って、青いけど熟れてないの?
水晶文旦は皮が青みかかっている場合がありますが、これは「カラーリング処理」を施していない水晶本来の正しい色です。青くても温室で栽培されていますので、文旦の品種の中ではトップクラスの甘さを誇ります。(追熟する必要はありませんので、青くてもお早めにお召し上がりください。また、10月頃からは皮が黄色くなります)
なお、別注品は原則として山北のカク寺(寺内さんかそれと同等品)をご準備いたしますので、タイミングによっては多少お時間をいただく場合があります。(味によっては他の生産者に変更する場合があります。生産地は主に山北、野市、戸波、土佐市など)
ぶんたんの保存方法
文旦類は常温で2~4週間くらい日保ちします。冷蔵庫に入れると更に日保ちが長いですが、文旦に直接冷気が当たるとシワが出ますので注意してください。なお、外皮がシワになっても風味や味にはほとんど影響しませんので、安心して追熟させながらゆっくりお召し上がりください。
文旦の皮を使ってマーマレード
白綿の部分は苦味がありますので多めに取り除いてください(苦味の加減はお好み)。細かく刻み、灰汁抜きをする為に数パーセントの食塩水に1~2時間つけ置き、その後更に真水で一晩さらします。
翌日、完全に灰汁抜きをする為もう一度煮込んでください。更にお湯を換えて皮が柔らかくなるまで煮込みます。皮の重さの0.5~1.5倍程度の砂糖を加えて弱火で焦げ付かないよう根気強く混ぜ続け、水気がなくなったら完成です。