「はちきんキッス」という名の半温室ミカン
八月のお盆が終った頃に出荷が始まる雨避けミカンですが、その青い外見に反して甘いので驚きます。その甘みの秘密は夏の温室ミカンとは異なった少し特別な栽培方法にあります。
雨避け省加温(半温室)の意味
雨避け省加温とは加温(温度を加える)ことを省(はぶく、省エネ)等の意味で名づけられたようです。要するにハウスで温度管理しつつも、露地の自然の気候も取り入れた栽培方法で、雨避け=雨を避ける=屋根がある、などの意味合いも含まれています。(厳密には時期によってハウスと露地を使い分けています)
ミカンの保存方法
残暑厳しい季節ですので早めに野菜室(冷風の直当ては厳禁)に入れていただくと安心です。しかし時間の経過と共に香りや風味が飛びますので1~2週間程度でお召し上がりいただくのが理想です。※写真は最も青い時(初期)に撮影しています。出荷のタイミングによっては黄色く色付いている場合もありますのでご了承ください。
山北(やまきた)とは?
山北地区は南向きの山間部と黒潮の潮風がそよぐ平野部を上手に利用し、主に柑橘類の栽培が盛んですが冬場も温暖なことから、洋ラン(花)なども盛んに育てられています。とても小さな地区ですが様々な農産物が栽培されている奇跡の土地です。